2006年11月23日、つくば市二の宮にCASOLEAはオーガニックコットンのお店として誕生しました。
オーガニックコットンのお店をつくろうと思った一番の理由はもちろんその魅力的な素材との出会いがあったからではありますが、そのほかに、“本当に大切なコト”を“大切にしたい”という想いがあったからです。
そう聞かれたとき、あなたは何が頭に浮かぶでしょうか?
どう答えるでしょうか?
すぐにはっきりと答えられる人のほうが少ないのかもしれません。
100人いれば100通りの答えがあり、もしかしたら日々変わるものかもしれません。
でもいつからか“幸せ”というキーワード考えるときに“大切なこと”という言葉がセットでついてくるようになりました。
本当に大切なことに気づき、実際にそれを大切にして生きている人をみると幸せそうにみえます。
本当に大切なことを大切にし、誇りをもって働いてる人がいる会社をみると“幸せそうな会社”にみえます。
本当に大切なことを大切にしている社会をみると“幸せそうな社会”にみえます。
人は物事の優先順位を決定しながら生きています。
より大切なものからちゃんと優先順位をつけられるときはより幸せに生きられるのではないでしょうか。
ここ近年話題にあがった企業の不祥事などは“本当に大切なコト”を大切にできず、優先順位を間違ったことからくる不幸に思えます。
幸せな人生を送るために、自分にとって大切なことは何なのかを毎日ちょっとでも考えてみるのもいいかもしれませんね。
本当に大切なことに時間とお金と愛情をつかえた人生は素敵だと思います。
CASOLEAが考える“大切なこと”はとてもシンプルです。
それは“扱っている製品にかかわるすべての人の幸せを実現すること”です。
【1】社員(スタッフ)とその家族
【2】生産者とその家族
【3】お客様とその家族
【4】社会
坂本光司さんの著書“日本でいちばん大切にしたい会社”で紹介されている障害者雇用で有名な日本理化学工業株式会社の社長さんのお話の中で、あるお坊さんから聞いた言葉が紹介されてます。
『幸福とは、
(1)人に愛されること、
(2)人に賞められること、
(3)人の役に立つこと、
(4)人に必要とされること、です。
そのうちの(2)、(3)、(4)、この三つの幸福は、働くことによって得られるのです。』
人は働くことを通して成長し、自分の才能をより役立て、使命を果たす。
そんな幸せな働き方ができる場でありたいです。
もちろん子育てや、家事も働くことですね。
現在特に綿製品は、綿農家の貧困や健康被害を生んでいます。
有機栽培綿以外をすべて否定するわけではありません。
安価で大量に衣料品を供給するためにはそれも必要だったと思いますし、現状では一般の綿栽培によって多くの人の生活がなりたっています。
しかし時代はどんどん変わり少しずつまた優先順位を変えるときがきているように感じます。
もし多くの綿製品が一部の人の多大な犠牲の上になりたっているものならばたとえ少しずつでも変えていく必要があります。
“生産者とその家族のしあわせも考える”、人の幸せに貢献できるということは大切なことだと思います。
製品をつかってもらえるお客様が毎日元気で快適に楽しく笑顔でくらせる。 すべてのビジネスの基本ですね。
その実現のためには製品のクオリティやデザイン、時代性をしっかりと見極め形にしていく力をつけること。
またそれを伝えていける情報の発信者でいられること。
その製品やサービスがより心豊かな生活に貢献できること。
けっして忘れてはいけないことです。
雇用や生産、物質的な豊かさ以外でも、そのお店、会社の存在が、またその姿勢がなにか少しでも社会にとってよい影響を与えることができる存在になること。
この4つからこれまでのCASOLEAを振り返ってみるとまず【2】に関してはインドの綿生産者組合の代表の方から直接感謝の言葉をいただきました。
まだ本当にごくごくわずかなことしかできてないので、恐縮してしまうぐらいですが、それでもちっぽけな私たちがもっともっと彼らとその家族のために頑張ろうと勇気をもらえました。
【3】に関しては、オーガニックコットンというマイナーだけど可能性に満ちた素材を少しでも多くの人に知ってもらうきっかけをつくれた実感はあります。
なかにはお礼のお手紙をいただくこともあったり、お客様からお花をいただくことがあったり、CASOLEAは本当にあたたかいお客様に支えられてこれまでやってこれたと心から感謝しています。
その反面、もっと良いものを届けたい、もっとこの素材を楽しんでもらう努力をしなければという想いもつよくなってきました。
【4】はまだこれといって大きな影響をもてるようなことは全くありません。
ですが嬉しかったことは、何かお手伝いをさせてくださいとか、働きたいです、というありがたいお言葉いただくことがあり、もしかするとほんのちょっとでも私たちの存在意義を認めてもらえたかもしれないとまたまた勇気をもらいました。
会社として社員(スタッフ)に対して【1】のところであげたような環境を作ってあげられているかというと、残念ながらまだまだです。
それでもスタッフはこれまで本当に成長してくれました。
CASOLEAの目指すことを理解しそれぞれのできることを最大限発揮して日々がんばってくれてます、こんなに幸せなことはありません。
これまでを振り返ってみると、CASOLEAはみなさんにささえられ続けた日々でした。
大切にしたいことに反対に大切にされてきたというオチです。
いただいたそのありがたいエネルギーをもっとみなさんに役立てていけるようがんばっていきます。
小さな歩みですが、私たちが“本当に大切にしたい”ことをこれからも大切にしていきます。
そんなCASOLEAをどうぞよろしくお願いいたします。