農地にやさしい

オーガニックコットンの栽培には農薬やその他の化学薬品を使用せず、土壌本来の力を活かします。有機の堆肥をつかい、害虫対策には天敵のてんとう虫や蜘蛛をつかったり、虫が嫌う植物で防ぎます。除草作業はほとんどおこなわないため収穫効率は落ちますが、雑多な草があるためにかえって生態系のバランスをとり益虫を力づけることになります。土壌や水、空気などの自然環境を保ち、生態系を守りながらおこなうことができる栽培方法といえます。

川、海にやさしい

農地での農薬の使用ももちろん川や地下水、海を汚すことになりますが、それ以外に、繊維工場からの排水も見逃せません。現在は厳しい工業排水の規制がありますが、それでも化学物質が排出され、川や海の生物に環境ホルモンという形で影響を及ぼし将来の生態系に不安を残しています。規制や、法律は最低限のものであって、それらのずっとさきの行動をしなければとても環境をまもっていくことは不可能です。環境のことを考えるときそれが違法なのか、規制されたことなのかということは判断材料にはなりません。環境に悪い影響を与えると考えられていることがあれば可能なかぎりそれを変えていこうとする姿勢から生まれたのがオーガニックコットンなのです。

人にやさしい

農薬漬けになってしまったコットン農場では、毎年何百万人もの農民が農薬を直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことによって健康を蝕まれています。しかしそれらの多くが発展途上国の貧しい人たちのため、農薬の取り扱いの指導もされず素手や防護服なしで使用されています。農薬中毒で死にいたるケースもあります。オーガニックコットンはこのような貧しい農業従事者たちの健康も守ることができます。