農薬や枯葉剤がつかわれていないオーガニックコットンですが、布地への加工でさらに一般の綿製品との工程がことなってきます。
タテ糸にヨコ糸が織り込まれ生地ができていくのですが、その段階では糊がついており通常薬剤処理をしてこれを落としていきます。
オーガニックコットンの場合は酵素などを使います。

また数々のケミカルな処理、【脱脂、漂白、染色、防縮、防しわ、柔軟、艶出し、防水、防炎、抗菌】などがその用途によってさまざまにほどこされていきます。
必要な処理である反面、これらのケミカルな処理は綿自体を傷めることになり、本来もつ柔らかさ、風合いは損なわれていってしまいます。

綿繊維を極力傷めず、もともともっている良さを生かして、それを理解し感じ楽しむ。すべての製品では難しいかもしれませんがこれからの時代には選択肢としてそのような製品のあり方が広がっていても良いのではないでしょうか。農地の環境を守り、生産者を守り、工場周辺の河川の汚染を防ぎ、人と自然を大切にしながらモノをづくりをする。
そうして素材をより自然に近い状態で製品にする、「これこそが素材が生きている」というこれからのもものづくりのひとつの形だと思います。